こんにちは、スワローズしゅきしゅきポジティブ男です。
2022年のドラフト会議も盛り上がりましたね!
各球団の様々な戦略・思惑が交錯する中、我らがヤクルトスワローズは5人の選手を指名しました。
入団の交渉は一旦置いておくとして、指名されたのは一体どんな選手たちなのか。
気になったので個人的に調べ、それをまとめさせていただきました。
支配下で指名した5人の選手について、簡単なプロフィールや選手としての特徴、参考になりそうな動画、球団コメントを載せてあります。
ポジティブな見方しかできない人間による指名選手チェックですが、スワローズの指名選手に興味がある方は最後までお付き合いください。
2022年ヤクルトスワローズ指名選手一覧
- 吉村 貢司郎(よしむら こうじろう) 社会人24歳 投手 右投げ右打ち
- 西村 瑠伊斗(にしむら るいと) 高卒18歳 外野手 右投げ左打ち
- 澤井 廉(さわい れん) 大卒22歳 外野手 左投げ左打ち
- 坂本 拓己(さかもと たくみ) 高卒18歳 投手 左投げ左打ち
- 北村 恵吾(きたむら けいご) 大卒21歳 内野手 右投げ右打ち
以上5名(プラス育成で大卒捕手1名)
ドラフト1位「吉村 貢司郎(よしむら こうじろう)」
選手としての特徴
ステップ脚の動きと小さなテークバックが目立つ、独特な投球フォームを持つ社会人右腕。
ストレートは常時140km/h中盤、Max153km/hと威力抜群。左右のコントロールも良いように見える。
変化球も多彩で、私が見た数本の動画だけでも130km/h台のカットボールとフォーク、120km/h台のスライダー、カーブを投げ分けている。
もしかしたらまだ見ぬ球種もあるかもしれない。
フォームの特徴である振り子のようにして始動するステップ脚は、本人曰く「エネルギーを開放する予備動作のようなもの(要約)」とのこと。
セットポジション時には「脚を半歩引き、振り子を小さくした感覚で投げている」とも。
直球・変化球ともに三振が取れ、1年目からローテーション入りの期待がかかる逸材だ。
参考動画
球団コメント
MAX153キロを誇る社会人NO.1投手。スピンの効いたストレートと落差があるフォークボールが武器。即戦力として開幕ローテーション入りに期待。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト
高津監督コメント
1位指名の吉村選手について
(吉村選手との交渉権を獲得)
嬉しいの一言ですね。先発ピッチャーとして、一番評価をしていたのが吉村選手だったので、交渉権を獲得できたことは非常に嬉しく思っています。(1位指名を公言)
吉村選手に対して、敬意を表するというか、意思を表明するというか、はっきりさせた方が良いという判断になって、公表しました。(吉村選手の印象)
元気があって、投げっぷりがいいですね。真っ直ぐも力がありますし、変化球で空振りも取れますし、そういう印象はあります。(どのようなピッチャーになってほしいか)
しっかり努力して、成長してほしいと思います。ゆくゆくはスワローズを背負って立つような、安心してゲームを任せられる投手に成長させていきたいと思います。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト
ドラフト2位「西村 瑠伊斗(にしむら るいと)」
選手としての特徴
低く構えたトップから、少ない動作で打球を飛ばす左の長距離砲。プロ入り後はフォームが変わるかも。
高校通算54発の長打力が魅力で、将来的なレギュラーを期待されている高卒選手。
50m走が6秒フラット、遠投120mと身体能力にも優れ、高校時代には投手としても活躍した。
スワローズの編成としては長打力を買っているようで、今ドラフトでは外野手として指名。
本人もどちらかと言うと打撃の方が自信があるようだ。
球の高低にかかわらず打球を上げる事ができ、個人的に打球の角度は感覚・才能だと思っているので非常に楽しみな選手。
将来は身体能力の高さを自慢の打力を活かし、中心選手として活躍してくれるであろう逸材だ。
参考動画
球団コメント
高校通算54本塁打を誇るスラッガー。強肩強打の外野手で、将来のレギュラー候補として期待が持てる選手。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト
ドラフト3位「澤井 廉(さわい れん)」
選手としての特徴
身長180cm体重98kgの鍛え上げた肉体で打球を飛ばす左の大砲。3位で指名できちゃって良いんですか!? と思うレベル。
個人的にはインタビューの受け答えが真摯で非常に好感。
ブレが少なく鋭い軸回転のスイングは、全国の野球少年にぜひ真似してほしいと思う美しさ。野球の教科書に載せたい。
トップを作るまでのフォームは調整が入るかもしれないが、即戦力として高く期待されている。
美しく鋭いスイングに真摯な受け答え、スワローズでスター選手として長きに渡り活躍してほしい逸材だ。
参考動画
球団コメント
ポテンシャルが高く、どの方向へもホームランが打てる強打者。フルスイングが特徴で柳田二世との呼び声が高く、即戦力としての期待がかかる。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト
ドラフト4位「坂本 拓己(さかもと たくみ)」
選手としての特徴
150キロ近い速球を投げる、ロマンたっぷりの高卒左腕。
夏の南北海道大会では決勝戦までの3試合を1人で投げ抜き、チームを町立高校としては初の準優勝に導いた。
持ち球にスライダー、カーブ、チェンジアップとあるが、最大の武器は何といっても最速147km/hのストレート。
プロの環境で肉体も技術も鍛え上げれば、球界屈指の剛腕サウスポーへと成長してくれるかもしれない。
3年夏の大会ではホームランも放っており、抜群の将来性を持った逸材だ。
参考動画
球団コメント
奥尻島の大自然が生んだ快速サウスポー。身体能力が高く、伸びしろがたっぷりあり、鍛え上げていけば、将来が楽しみなMAX146キロ左腕。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト
ドラフト5位「北村 恵吾(きたむら けいご)」
選手としての特徴
将来の主軸を期待される右の大砲。
近江高校時代から注目される選手ではあったが、大学へ進学し肉体も技術も磨き上げてプロ入りを掴んだ。
身長182cm体重90kgのガッチリとした体を持つ内野手で、主に一塁や三塁を守る。
その体格に期待される長打力ももちろん魅力ではあるが、しぶとく食らいつく打撃など技術も併せ持っている。
勝負強さも評価が高く、長打力と併せクリーンナップとしての活躍が期待される逸材だ。
参考動画
球団コメント
長距離ヒッターの素質を兼ね備えた選手。勝負強い打撃がセールスポイントで将来の主軸候補。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト
総評・まとめ
以上5名が2022年のドラフトでスワローズが指名した選手たちだ。
来季に向けての補強ポイントは先発投手だと指摘される中、社会人No.1投手を指名できたのは非常に大きい。
また年齢や左右の打席が違えど、(現時点での)長距離砲を3人指名したのは村上選手のあと主軸を担う選手を期待しての事であろう。
現状守備や走塁、巧打の若手は育ちつつあるためこういったドラフト戦略になったと思われる。
え?先発の補強1人だけ?と思うかもしれないが、木澤投手の先発転向など、現有戦力の中での配置転換があるのではないかと個人的には予想している。
シーズン終盤に先発し好投を見せた2021年のドラフト1位左腕、山下投手も来季は開幕からローテーションの枠を争う立ち位置となるはずだ。
以上を鑑みると、2022年のドラフトは大いに喜べるものだったのではないだろうか。
もちろん成功か否かは数年後の結果でしか測ることはできないが、今はただ、素晴らしい選手たちとの出会いを喜びたい。
だってポジティブ男なんだもん。
最後に、高津監督の総評コメントを載せておこう。
高津監督コメント(総括)
(ドラフトを終えて)
スカウトの皆さんが汗水垂らしながら、一生懸命に観てくださった、これからのスワローズを支える素晴らしい選手たちを指名できたと思います。高校生、大学生、社会人とバランスよく交渉権を獲得できたので、満足できるドラフトだったと思います。(指名の意図、狙い)
来年、再来年だけではなく、その先のスワローズを引っ張ってくれる選手たちだと思っています。数年後にこのチームの中心となって活躍してくれると思っています。
引用元:東京ヤクルトスワローズ公式サイト