スワローズしゅきしゅきポジティブ男が見た2020ドラフト指名選手たち

こんにちは!スワローズしゅきしゅきポジティブ男です!

2020年ドラフトでスワローズの指名した選手がどんな選手なのか気になったので、各選手の動画を見てきました! 

各選手について、素人なりに思った事をまとめたものが当記事です。

一介の野球好きによる見解ですが、興味のある方は読んでみてください!

1位 木澤尚文投手(右投右打 慶応義塾大学)

真上から振り下ろす力強いフォームの大卒投手。その右腕から放たれるストレートはなんとMax155km/h、平均しても大体140後半は出ていたように思う。

 

主な球種はストレートのほか140弱のスライダーとスプリット、120弱のカーブ。

 

強力なストレートはもちろん、球速の近いスライダーとスプリットの投げ分けも武器になりそうだ。

木澤投手のスライダーは縦変化が大きくスプリットは少しシュート方向に変化するため、同じ「落ちる球」のようで左右に幅があり使い分けが楽しみである。

 

そして3年生の時までは明らかに課題であった「制球力」は劇的に改善。

目線を変えられるカーブもあるため、現在のスワローズ最大の弱点である先発を任せられるのではないかと期待せずにはいられない逸材である。

 

 

 

 

2位 山野太一投手(左投左打 東北福祉大学)

ゆったりとしたフォームから直球・変化球を交えて投げ込む技巧派左腕。技巧派でありながらMax150km/hを記録している。

 

技巧派投手においてウイニングショットを “1つ” 選ぶのはナンセンスかもしれないが、強いて挙げるとするならばチェンジアップではないだろうか。

人差し指・薬指で支え最後に中指で抑え込むタイプのチェンジアップで、ストレートとの見極めが難しいように思える。

 

また、見極めの難しさと言えばそこにスライダーとカットボールも加わる。

ピッチトンネルを通す投球術に定評があり、同じ軌道から複数の球種に枝分かれするとなれば打者にとって対応は容易ではないであろう。

※ピッチトンネルとは:同じ軌道でそこを通過すれば球種の見極めが困難とされるゾーン

 

投手が直近の補強ポイントである、現在のスワローズを救う好投手となり得るのではないか。そんな期待を抱かせてくれる逸材である。

 

 

 

 

3位 内山壮真捕手(右投右打 星稜高校)

控え目なテイクバックから大きなフォロースルーで長打を放つスラッガー。

野球センスや技術のみならず、向上心の高さや勤勉な姿勢も評価の高い高卒選手。

 

捕手としては視野の広さや落ち着いたプレースタイル、送球動作を含めた俊敏さが好評。

また2年夏までは遊撃手として活躍しており、内野手としての可能性も秘めている。

 

長打力を最大に生かすのであれば経験のある内野手、選手として幅を広げる外野手という道があり

視野の広さや勤勉さなど、捕手としての資質を育てるのであれば近年求められている「打てる捕手」の道など

良い意味で「高卒らしさ」を持つ、将来の可能性が幅広くロマンある逸材である。

 

 

 

 

4位 元山飛優内野手(右投左打 東北福祉大学)

凄まじい身体能力を持つ大卒ショート。守備においては現時点で既にプロレベルに思える。

身長180cmという体格で、持ち前の身体能力を活かした広い守備範囲と力強い送球は圧巻。また、グラブから右手に球を持ち替える動作も目を奪われてしまいそうなくらい美しい。

 

打撃に関しては、早いカウントから打ち上げたり、狙い球と違うのではと思われるほどにタイミングの合ってないボール球を空振ったり、と粗さが気になるが大学日本代表で中軸を打つなどポテンシャルは十分。入団後の育成・成長に期待がかかる。

 

総じて能力の高い選手であり、なぜ4巡目まで残っていたのかと思うほどの逸材である。

 

 

 

 

5位 並木秀尊外野手(右投右打 獨協大学)

50m走5秒32を記録した脚力オバケ。アーモンドアイより速い。

右投右打の大卒外野手で、脚力を活かした守備と低く鋭い送球は必見。

 

身長170cmと大柄ではないが、打席での落ち着きと対応力はプロ入り後の大成を予感させる。安定して出塁できるようであれば自慢の走塁が炸裂し、相手にとって脅威となるのは間違いない。

 

現在の外野レギュラー争いを更に激化させるのではないか。そんな期待を抱かせてくれる逸材である。

 

 

 

 

6位 嘉手苅浩太投手(右投右打 日本航空石川高校)

191cm105kgという大型右腕。高校生とは思えぬ貫禄で、マウンドから剛球を投げ下ろす。

ゆったりとしたフォームで投げるストレートはMax148km/h、他にはカットボール、スライダー、カーブ、フォーク、ツーシームと持ち球は多彩。

特筆すべきは非常によく動くツーシームで、2020年夏の石川県独自大会では星稜高校の打者から次々と空振りを奪う姿が見られた。

 

コントロールのバラつきが気になるところではあるが、嘉手苅投手はまだ高校生。入団後の成長も十分に期待できる。

 

恵まれた体格と、多くの変化球を操る器用さを持つ、今後の成長と合わせスケールの大きな投手になってくれるのではと思わせる逸材である。

 

 

 

 

総評

やはり今年も魅力ある選手ばかりで、燕党としてはポジらずにはいられない。専門家は何と言うか分からないが、私個人としては非常に良いドラフトだったように思う。

この後の入団交渉が何事もなくまとまり、ヤクルトスワローズの選手として彼らのプロ野球人生が始まることを願うばかりだ。