BioLite(バイオライト)のキャンプストーブ2を使ってみてのレビュー

こんにちは、淀ノ木 一茶です。

歩いて日本縦断をした際に、焚き火台として日々の食事に貢献してくれた『BioLite(バイオライト)』の『キャンプストーブ2』。

 

個人的には非常に有難いアイテムだったのですが、口コミ・レビューや発電の原理、他の焚き火台と比較した際のメリット・デメリットなど、あまり情報が出ていないようなので開発元への感謝を込めて記事にさせていただきました。

 

キャンプストーブの購入を検討中であったり、興味のある方に参考にしていただければ幸いです。

BioLite(バイオライト)とは

出典:mont-bellオンラインストア

BioLite(バイオライト)とは

私自身、初めてキャンプストーブ2を目にした時に抱いたのが

「BioLite(バイオライト)とは一体何なのか」

という疑問。

 

「会社名? ブランド名? 商品のシリーズ名?」と全く知らないカタカナに戸惑ったわけです。

 

で、調べてみたところバイオライトとはアメリカの会社らしいです。

 

2006年にスタートした比較的新しい会社で、エネルギー関係に強いとのこと。

 

代表的な製品が当記事で紹介しているキャンプストーブで、ソーラーパネルやヘッドランプなどの電気を扱った製品をメインに開発しているようです。

国内代理店はmont-bell(モンベル)

これはもう見出しそのまんまです。日本における代理店はmont-bell(モンベル)となっています。

バイオライトの製品はモンベルのオンラインショップで購入ができますし、店舗にも商品が置いてあったのは確認済です。

 

私自身もキャンプストーブ2をモンベルで購入させていただきました。

※今は後継モデルが楽天などでも売ってるみたいですね。


 

 

BioLite(バイオライト) キャンプストーブの使い方

購入を検討中の方のためにザックリと使い方も説明しておきますね。

 

まずは基本スペックを。

 

商品名:キャンプストーブ2

ブランド:バイオライト

収納サイズ:直径12.7×高さ21.0(cm)

本体重量:935g

ストーブ材質:ステンレス鋼

内臓電池:2,600mAhリチウムイオン電池

 

組み立て前、パーツはこんな感じに分かれています。

(一番左は収納袋)

 

ストーブに開けられた穴に発電用の棒を通し、ストーブとパワーモジュールを接続します。

 

ストーブの底にある三脚を開き、内ひとつをパワーモジュールに引っかけ固定します。

 

安定した場所に設置し、燃料を入れ着火します。

 

電源ボタンを押し、ファンの風量を調節しつつ燃料を足していきます。

 

こんな感じです。

 

勿論ファンを使わずに単に筒形の焚き火台としての使用もできます。

(デメリットだらけですが……笑)

 

ファンの風量はオンオフ含め電源ボタンを押すだけで切り替わり、ボタンひとつで操作できるため非常に簡単に扱えます。

 

ちなみにUSBのポートが備えられており、スマホの充電やUSBライトなどに使う事も可能です。

 

発電の原理

出典:BioLite

これめっちゃ気になりませんか? 熱を電気に変えるシステム。

公式サイトには「熱を利用して電気を作る」的な事しか書いていなかったので、個人的に調べてみました。

 

どうやらゼーベック効果による熱電発電のようで、端的に言えば

「金属や半導体に温度差を作ると電圧が生まれる」

という原理を使って発電していると思われます。

 

現在の技術的にあまり効率の良い発電ではないのですが、『温度差』というどこにでもあるものを使って発電できるというのは非常に大きなメリットですよね。

 

クリーンなエネルギーなので、アウトドア好きとしては更なる研究・開発に期待が高まります。

 

実際に使用して感じたメリット・デメリット

実際に使ったのならやはりコレは書いておくべきですよね。

およそ半年の間毎日のようにキャンプストーブを使っていた訳ですが、もちろん良い所も悪い所もありました。

 

一般的な焚き火台でなく、バイオライトのキャンプストーブを使うメリットとデメリットについてそれぞれ書いておきますね。

メリット

①煙が少ない

真っ先に挙げるべきメリットは煙が少ない事だと思います。

風を送って完全燃焼させるため、煙がほぼ出ません。

歩き旅をしていた時は大体公園で食事の為にキャンプストーブを使用していたので、煙が出ないのは有難かったですね。

 

②安全性◎

あとは安全性も高かったように思います。

缶の中で燃料を燃やすので、炎が広がらないんですね。

燃えて困るものをキャンプストーブの近くに置くことはありませんでしたが、万が一を考えると炎が広がらず安全性が高いのは大きいなと。

 

③火力◎

一方で、意外と高火力なのもメリットです。

炎は広がりませんが、缶の中で非常に激しく燃えて高い火力を発揮してくれました。

燃料どんどん減っていくんですけどね(笑)

 

④発電が可能

そして当然というか、キャンプストーブの特徴である発電もメリットですよね。

歩き旅ではスマホの充電に大きく貢献してくれました。

キャンプとかだとスマホの充電に困る事はないだろうけど、私にとっては大切な事でした。

 

⑤何と言ってもコレでしょ

最後に、これだけは言っておきたかった。

バイオライトのキャンプストーブを使う最大のメリット、それは

 

「特殊な装置感がカッコイイ」

 

男の子ってこういうの好きでしょ!笑

ガチャガチャした感じのなんか凄そうなギアを使う自分、ってシチュエーションを存分に楽しませてもらいました。

 

デメリット

バイオライトのキャンプストーブ、大好きなのでデメリットを挙げるのは心苦しいですがここもしっかりと書きますよ。

 

①嵩張るし、重たい

第一のデメリットは体積と重量です。

ストーブとパワーモジュールをスタックして収納はできるのですが、それでも昨今のコンパクトな焚き火台と比べると遥かに嵩張ります。

重量もそれなりにあるため、歩き旅には割と負担が大きかったです。

 

②燃料食い虫

第二のデメリットは燃料です。

通常の焚き火なら大した問題ではありませんが、発電しようと思うとかなりの火力が長い時間要求されるので燃料を食います。

公式サイトとかには小枝なんかで気軽に発電できそうな感じの説明が書いてありますけど、めっちゃ燃料要ります。

 

総評・レビューまとめ

バイオライトのキャンプストーブについて、いくつかメリットとデメリットを挙げさせていただきました。

「結局どうなの?」

という話になると、個人的には大満足でした。

 

デメリットである体積や重さなんかは元々そんなに厳密に計画してなかったし、燃料は道中で歩きながら拾っていたので十分足りていました。

 

登山などには向かないだろうけど、キャンプ用としてであればぜひ手に取っていただきたいアイテムです。

私と同じでこういった個性強めなギアに興味のある方、その好奇心は間違いなく満たしてくれます。

 

発電のできる焚き火台、バイオライトのキャンプストーブ。おすすめです!

 

 

 

m(_ _)m

 

 

 

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