無職が歩く日本縦断(青森編②)

こんにちは、淀ノ木 一茶です

 

無職が歩く日本縦断、青森編その2です

 

その1(無職が歩く日本縦断(青森編①))からの続きですがこの記事単体でも読めるようには作ってるので安心して読み進めてください

 

 

 

その1が気になる人は↓をどうぞ

無職が歩く日本縦断(青森編①)

 

 

 

 

2日目(5/23)

テントの外で犬(?)が吠えてる……
何事かとテントを出てみれば俺に向かって吠えてるではないか。ポメラニアンが。

時刻は午前6時30分、どうやらこのポメラニアンは向こうにいるおばちゃんが散歩に連れてきた犬らしい。リードつけろよ

 

テントを片付け、朝食のカロリーメイトを食し歩き始める

足取りは非常に軽快、前日あれほど酷かったふくらはぎの痛みは完全に消えていた

 

 

 

↑出発時の淀ノ木。びっくりするくらい脚が短い

 

 

 

天気も良いし、体調も良い。驚くほどに行程はサクサク進んだ。進み過ぎて午前中には宿泊予定の公園に到着していた

 

 

 

「このまま夜まで適当に時間潰す?それとも次の目的地まで歩く?」


そんな事を考えてみたがまだ出発から2日目、経験値の乏しい俺に正解など導けるはずがないので回答は後回し。とりあえずスーパーマーケットまで歩きお昼ご飯を食べることに

 

しばらく歩き着いたスーパーマーケットの名はマエダストア。安い。助かる

 

ここで買った昼食はうどんと天丼のセットでなんと400円。こいつで元気を取り戻した俺は次の公園を目指す事に

 

 

したのだが

 

 

 

結論から言うと後悔した。めちゃめちゃ遠い。
足裏は痛いし股擦れも酷い。18時頃に公園に着いたのだが、おそらく笑顔は消えていたと思う。子供に話しかけられた時もそこそこの笑顔しかなかったんじゃないかな

 

ベンチに座り、おにぎりを食べたりしながら人がいなくなるのを待つ。と言ってもポケモンGOプレイヤーがいるので完全に無人にはならないのだが。

 

 

 

20時過ぎ、ようやく人が落ち着いてきたので水道で服を洗う。水のある公園はこれができるので有難い。

 

洗い終わり、干す準備をしていると向こうに人影が。

 

あれ?こっち来てね?

 

50代くらいの男性だろうか。明らかに俺の方へ歩いてきてる。

 

おっちゃん「こんばんは〜。歩いてた人ぉ?」

 

話しかけてきた!?

なんだこの男は……

えらいフランクだな。そして酒くさい。俺が言うのもなんだがめちゃめちゃ不審者やぞ

 

おっちゃん「焼き鳥とご飯あるんだけど食べる?」

 

いやいやいやいや!!!
こんな怪しい酔っ払いから食べ物なんか貰えるかよ恐ろしい!!!なんとか穏便に断る言い訳を……

 

淀「あー、夕飯はもう食べちゃったんですよ〜」

 

ナイス俺!嘘はついてないぞ!!!

 

おっちゃん「あぁ〜、そうなんだぁ。実はぼくも旅人でねぇ」

 

これは……帰る気配がないな……

 

腹を決めて話に付き合う

 

おっちゃんからは色んな話を聞いた


兄弟が多い話、子供が多い話、震災後に歩いて旅をしてた話、仕事でニューヨークに行った話、今は車で旅をしてる話、出会った旅人の話、人生の話、などなど

 

話盛ってねぇか?と思う事もあったがとりあえず悪い人ではないらしい。早く切り上げて寝たい俺をよそに喋りまくるから気が利く人でもないらしい。

 

結局22時過ぎまで喋っておっちゃんは去って行った

 

『無駄な話なんてない。人の話を無駄にしてしまう自分が至らないだけ。』

のスタンスで生きてる俺が「無駄な時間だったなぁ」と思う時間だった

 

長距離移動からの知らんおっちゃんとの会話。旅の2日目は、とにかく疲れた一日なのであった……

 

ちなみに、翌朝コーヒーを頂きながら聞いた話だが
おっちゃんはタオル人形なるものを配るボランティア的な活動をしてる人らしい。1つ貰ったんだけど、旅に同行させたら1ヶ月持たなかったよ。ゴメンなおっちゃん。

 

 

↑貰った時のタオル人形

↓6/21時点のタオル人形

 

 

 

 

m(__)m

 

 

※追記

↓続き₍青森編③₎はこちらからどうぞ↓

無職が歩く日本縦断(青森編③)